久しぶりの京都。
地下鉄東西線蹴上駅を出て、国際交流会館へ。書印刻道具をぱんぱんに詰めたキャリーを引き、疏水沿いを歩いた。汗ばむ陽気。
見上げた空は青く、山の緑は美しいグラデーション。まさに、芭蕉が表現した「青葉若葉」の景色。マスクをはずし、深呼吸した。
荷物は重いけれど、自分のワ−クショップを所望して下さる人達の処に出かける、こんな“小さな旅”が好きだ。
母国でも書を愛好している外国の方20名。 どんなに大切か、改めて感じた言葉。
川喜田半泥子のフレーズ「愛夢倶楽通志友」(I'm glad to see you)と「波和遊」(How
are you?)
様々な書体書風を紹介してから、各人其々練習し、思い思いのイメージで色紙に書いた。漢字の意味に共感し、感じたイメージを表現して其々違った作品になっていた。仕上げに私の拙印を捺すと、とても喜んで下さった、この表情を見られると、とても嬉しい。