2024/06/09

淡河宿本陣跡 書と集い

 芒種。青空と木々の緑のハーモニーが美しい、神戸淡河(おうご)での一日。

淡河宿本陣跡の座敷に、書や印、諸々を展示した。畳に広げた書作は、時折吹き抜ける風に飛ばされそうになり、石を置いた。雨跡の残る床の間には、手製の軸を掛けた。縁(ゆかり)の人々は拙作を見ながら語らい、時に、縁側に足をおろし、庭を眺め、お茶を飲む。

自然を感じる空気の中に、自分の書、ことばを置き、集って下さった方々の心に、ささやかでも、何かが心に残るような、そんな会をしたいと思っていた。

出来たかどうか分からないけれど、かけがえのない一日、「いい日」だった。


2024/04/03

さまざまのこと思い出す桜かな

「さまざまのこと思い出す桜かな」
 毎年この頃思い出す芭蕉の句 。
学生時代だと 三月卒業 四月は入学、、、 皆何かしら深い思い出があるのではないだろうか、、、。
私は卒業入学式の思い出どころか、
その時記憶すら殆どない。 
その頃、桜は咲いていたのだろうか ?
今度、友人に訊いてみたい、、、。 

この春 3月29日、 彫刻家の舟越桂さんが旅立たれた 。
作品も書かれる言葉も好きだった 。
作品集「水のゆくえ」は今も愛蔵書 。
こんな精神性、空気を目指したい、と
本気で手捻りで陶印を作っていた。
あまりにもおこがましく、あまりにも
 遠すぎた世界だったけれど 
あの頃の自分は本当にそう思った。
そしてそれは自分の青春、若さだろう。
私の強烈な思い出だ。

 この陶印「carpe diem」今日をつかむ 
 と刻した