数年前、色とりどりの梅や桜が美しい熱海の山の方にある旅館に飾ってもらった拙作の書。
壁に掛けられたミロとコラボしたようで嬉しくて、撮った一枚。
今、東京で興味深い展覧会が開催されている。
「ミロ展 日本を夢みて」130点の作品や資料から特にミロと書道との関係が目を引くという。
「日本好きだったミロは、和筆や和紙を収集し、線描のかすれやにじみ、はねを繰り返し試していた・・・
書道ではタブーのなぞり書きもいとわず・・・研究者によると『書の神髄より、線の濃淡や潤渇、肥痩の
効果を作品に取り込むことに興味があった』・・・」と読売新聞文化部 森田睦さんの署名記事を読んだ。
ずっと、ミロの作品に書的なものを強く感じていて、ミロの線の再現を書法で試したりしていた私は
この内容がとても興味深く、とてもとても 納得した 。
「山笑う」季節はそこまできている。
けれど 国内外、辛いことが多すぎる
運命の神様が微笑えむ春になりますように 切に願う