年が明けた。 新しい年。 2022年 令和四年 元旦。
「元日」より「元旦」を好むのは、白川静先生による
【「旦」の字源は雲を破って出る形】という説が好きだから。
夜道を歩きながら、この真っ暗な空に日が隠れている。
待てば、いつかその時になれば、日は闇を突き破って出てくる。
そんなイメージが好きで もうずっと前から「旦」の古代文字を
書き続けている。書いても書いても飽きない字。
そして、元旦は特別な詞。一年の 1月1日にしか使えない。
新しい年の まさに はじまりの日のこと。
自分自身も家族も縁の人々もそして会うこともない見知らぬ人々にとって、
新しい年が平安で佳き年になりますように、と
心より深く祈り はじまりの一日を過ごしたいと思う。
そして今年は寅年。動物でたとえると虎。
虎視眈々と。 けれど獲物を狙うのではなく 自分が辿り着きたいところを見つめ、
大地踏みしめ、歩いて行く。 そんな年にしたい。
こんな気恥ずかしくも大それた目標を掲げるのも、新年 元旦 だからだろう。
この拙ブログをお読み下さっている方々へ
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。