2021/10/29

寅 虎 書く 刻す

毎年この頃になると、来年の干支の仕事をする。 来年は 壬寅(ジンイン)みずのえとら。動物では虎。 ひたすら 虎の様々なことを調べる。虎そのもののことから 虎を描いた名品、古典の書 まつわる出典など、、、 たとえば 後陽成天皇の「龍虎」書、 好みかと訊かれるとそうとは言えないのだが、 そのインパクトは大きく、詳しく知りたくなる。 すると、そもそも後陽成天皇は歴史的にいかような存在だったの?と その頃はどのような書が主流だったのか?と歴史を遡ることになり、、 芋づる式に調べることが増えていく、、、脇道にそれながら。 すると どんどん新たな発見が生まれ、とても面白いのだが、、、 NHK大河での渋沢栄一がよく言う「時が足りねえー」状態になる。 で、或る程度自分を納得させて とにかくどんどん書く。 おもしろい。延々書けそう。でもまた渋沢栄一のセリフになる。 そこそこに 動物園に とらを見に行った。 ゆっさ ゆっさと歩く 時々立ち止まりギャラリーを見渡しているよう。 まだこどもなのに すごい風格。 動物園では 吼えるところも 駆けるところも見られないけれど、 悠然と歩く姿は ずっと見ていたくなった。