コロナ感染拡大時から始めた郵送による通信講座。
オンラインの便利さや迅速さはないけれど、デジタルにはない手の温もりがある。
課題・添削のやり取りの時、受講者の方の、手で書かれたメッセージは
短くても、体温のある、その人ならではの言葉として、伝わってくる。
北海道十勝で農業をされているMさんは、課題の返信に いつも
高原の花の絵が刷られた一筆箋で メッセージを添えて下さる。
先日届いた、長月(九月)の書には
「今、十勝は秋まき小麦収穫で、目まぐるしい日々ですが
雨が降ったら、習字!としています。 日本の自然の美しいことば
古典の世界への誘いが 今、とても幸せに感じています。」と。
自然と共にお仕事されているMさんの暮らしに書がある。
爽やかな秋の日、書いた。尾崎喜八の詩。